【コーヒーブレイク】 シラーの詩「友情」 <その2>


Arm in Arme, höher stets und höher,
Vom Mogolen bis zum griechschen Seher,
Der sich an den lezten Seraf reyht,
Wallen wir, einmüth’gen Ringeltanzes,
Bis sich dort im Meer des ew’gen Glanzes
Sterbend untertauchen Maaß und Zeit –

Freundlos war der grose Weltenmeister,
Fühlte Mangel – darum schuf er Geister,
Sel’ge Spiegel seiner Seligkeit! –
Fand das höchste Wesen schon kein Gleiches,
Aus dem Kelch des ganzen Seelenreiches
Schäumt ihm – die Unendlichkeit.

腕 を組 み 、 つ ね に上 へ 、 ま た 上 へ 、
ム ガ ー ル 人 か ら ギ リシ ャの 予 言 者 に い た る まで 、
最 後 の 天 使 セ ラ ピム に っ らな るそ の 人 ま で 、
ぼ く らは一体 とな っ て 輪 舞 を 踊 りなが ら経 め ぐっ て い く。
つ い に は永 遠 の 光 の 大 海 に
 尺 度 と時 とが 滅 び っ っ 沈 み ゆ くまで 。


大いな る世界 の造 り主には友がな く、
不足 を感 じて 彼 は精神たちを造 った。
彼 の浄福 をうつす浄福の鏡たちを!──
至高の存在者 が もはや残す ところな くその似姿 を造 りあげた とき、
魂たちの全王国の さかず きか ら
 彼 に泡立 ち出て くるもの──それ は無限なのだ。

<文字強調のsesameは太字に変換しています。>
   ドイツ語  
 シラー Aus dem Kelch des ganzen Seelenreiches
Schäumt ihm – die Unendlichkeit.
魂たちの全王国の さかず きか ら
 彼 に泡立 ち出て くるもの──それ は無限なのだ。
 ヘーゲル aus dem Kelche dieses Geisterreiches
schäumt ihm – seine Unendlichkeit.
この精神の王国の杯から
 精神に泡立つは その無限性

ヘーゲルはこの最後の2行を加工して引用しています。